新型コロナウイルスのmRNAワクチンとは?副反応とは?公式見解まとめ

mRNAワクチンとは副反応とは?ポリエチレングリコール 助成金
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新型コロナウイルスのワクチン接種が日本でも始まりました。(令和3年4月)
まずは医療従事者に対して接種が始まっています。mRNAワクチンの正確な情報について、公式サイトの見解をまとめました。

  • 厚生労働省
  • 国立国際医療研究センター
  • 日本アレルギー学会が

SNSでは、各種解説動画が出回っていますが、中には根拠もない情報が混ざっています。たとえば、次のような情報は、それっぽく見せて根拠が無い個人的見解なので注意が必要です。

「解説の中に仮説を混ぜ、その仮説の上に持論を展開する」というものです。結局、根拠が無いので主張はあくまで個人的見解です。ただしく選別しなければなりません。

新型コロナウイルスワクチンに関するQA(公式見解)

厚生労働省のワクチンQAは、見やすいデザイン風だけど、読みにくいですね

新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
新型コロナワクチンの接種についての質問を紹介していきます。

国立国際医療研究センターの方が見やすいです

新型コロナワクチンについて
国立国際医療研究センター病院

mRNAのコーティング=PEG脂質ナノ粒子

mRNAワクチンは、新しいワクチンという認識がありますが、基礎研究は数十年前からあります。

Q2.mRNAワクチンはどのように効果を示すのですか?

A2.新型コロナウイルスの一部のmRNAを特殊なコーティングで包み、筋肉注射により体内に注入します。ヒトの細胞内に入ることにより、新型コロナウイルスのタンパク質の一部が作られ、ヒト免疫細胞がそのタンパク質を異物と認識して、免疫ができます。

http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/vaccines/020/index.html

特殊なコーティングとは、PEG(ポリエチレングリコール)化された「脂質ナノ粒子」で、比較的新しい技術です。

理論上DNAに影響が無い=セントラルドグマ

Q4.mRNAワクチンがヒトのDNAに影響を与えますか?

A4.いいえ。理論上、ヒトのDNAに影響を与えることはありません。DNAは細胞の核内にありますがmRNAは核内に入ることができません。また、mRNAはDNAに変わることもできず、ヒトのDNAに組み込まれることもありません。mRNAは数日で分解され、体内に留まることもありません。

http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/vaccines/020/index.html

理論上とは、たとえば「セントラルドグマ」
詳細は長くなりますが、概要はNHKサイトで紹介されてます。高校生物の範囲です。

NHK高校講座 | 生物基礎 | 第14回 セントラルドグマ
NHK高校講座 生物基礎 第14回 セントラルドグマ

新型コロナウイルスワクチンの副反応とは

ワクチン副反応について、 日本アレルギー学会が見識を公開しています。
次のことを意識して区別するとよいでしょう。

(1)正常な免疫応答:倦怠感、筋肉痛発熱や下痢など
(2)アナフィラキシー

https://www.jsaweb.jp/uploads/files/JSA2021COVID-19%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3_%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88_%E6%9C%80%E7%B5%82%E7%89%88210301.pdf

副反応①:正常な免疫応答

ワクチン接種により現れる全身症状のうち、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢お よび発熱などが現れる機序は明らかでないが、いずれもワクチンの接種数時間から数日後 に現れる一過性の現象で、ワクチンによる正常な免疫応答の一部と考えられる。

副反応②:アナフィラキシー (ポリエチレングリコールなど)

一方、アナ フィラキシーは「アレルゲン等の侵入により複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起さ れ、生命に危険を与え得る過敏反応」で、ほとんどが接種後数分ないし十数分以内に現れる。

(中略) mRNA がリポソームに類似した脂質ナノ分子(lipid nanoparticle: LNP)に封入されている。その LNP を形成する脂質二重膜の水溶性 を保持するためにポリエチレングリコール(polyethylene glycol: PEG)が使用されており、 これがアナフィラキシーの原因と考えられている。

ただし、現時点ではワクチンの主成分で ある二本鎖 RNA に対する特異的 IgE 産生の可能性が否定されている訳ではない 。

ポリエチレングリコールは、アナフィラキシーの実例があります。

新型コロナウイルスワクチン 公式見解に対する疑問点の調べ方

その公式見解は本当?って疑問点は、学術論文(有名なのはNature)などが引用されている情報は比較的安全です。ただし、査読されているかどうかもポイントです。

Nature Portfolio
Natureは、毎週木曜日発行の国際的な総合科学ジャーナルです。掲載される論文は、独創性、重要性、社会性などの観点から査読を受けたもので、時に、科学界のみならず社会にセンセーションを巻き起こすことさえあります。また論文以外にも、社会的関心の高い、信頼性のある科学関連ニュースや、News & Viewsなどの解説記事、社...

新型コロナウイルスワクチン 優先接種(医療従事者)と一般接種の違い

2020年4月現在は、医療従事者向けにワクチン接種が始まってます。 ワクチン接種は、自由意志に基づきますが、業務の都合上、強く推奨されており、万が一の場合には労災があります。

それ以外のフェーズでは、基本的に自由意志に基づきます。

新型コロナウイルスのワクチン接種による副作用は労災保険や公務災害補償の対象外

新型コロナウイルスワクチン 公式見解まとめ

情報過多の中で、正確な情報をとるために大事なこと。iPS細胞の山中教授が説明していますので、最後にご紹介します。

私たち科学者は真理(真実)に迫ろうと生涯をかけて努力していますが、いくら頑張っても近づくことが精一杯です。真理(真実)と思ったことが、後で間違いであったことに気づくことを繰り返しています。
その上で、私の個人的意見としては、医学や生物学における情報の確からしさは以下のようになります。

真理(真実)
>複数のグループが査読を経た論文として公表した結果
>1つの研究グループが査読を経た論文として公表した結果
>査読前の論文
>学術会議(学会や研究会)やメディアに対する発表
>出典が不明の情報

https://www.covid19-yamanaka.com/

専門家でない方の意見や、仮説に基づく主張には注意しましょう。特にYoutubeは個人的見解に陥る傾向にあるので要注意です。