交通事故の被害者になってしまった。はじめは痛みに気づかないけど、段々と痛みがひどくなってきた。加害者側の言い分に食い違いがあり、過失割合が決まらない。保険の弁護士特約に入っておらず、弁護士加入を検討するも着手金で40万円程度を請求される。
交通事故の被害者にも、悩みや不安がつきません。
ググっても広告だらけで本当に知りたいことが見つからない。Youtubeでも弁護士のポジショントークばかりだ。
被害者が本当に知りたいことを時系列にまとめてみました。
交通事故の被害者が医療費請求で損しない方法 交通事故当日
交通事故にあったら、必ず警察を呼びます。これは、道路交通法で定められています。
物損事故か人身事故か 選択を迫られる!
実況見分がなされますが、そこで警察からは「物損事故」か「人身事故」にするか問われます。
物損事故でも後に怪我が判明した場合は、人身事故と同様に、治療費は保険会社からもらえます。
警察は、「物損事故」に誘導してきます。
人身事故にすると、手続きが面倒になり、所属地域の事故件数が増えてしまうからです。
実況見分も、基本的には加害者から聞き、被害者にはあまり聞いてこないケースがあります。
大した怪我ではなく、加害者が誠実な対応をとっている場合は、「物損事故にしてもいいかな」と思ってしまいます。
事故当時は、精神が高揚しており、怪我に気づきにくい状況にあります。
・体に少しでも触れた
・体の体勢が変わる衝撃を受けた(鞭打ちや腰痛捻挫)
こういう場合は、人身事故にしたほうがよいかもです。
当日中に必ず病院に行く
大した怪我でなくても、当日中。すくなくとも2、3日以内には病院に行きましょう。
思っても見なかった傷に気づくことがあります。
事故車の見積もりは早いうちに
早いうちに、事故車の見積もりを出しましょう。日にちを空けて見積もりを出すと、事故以外での損害を疑われます。
自転車のプロに見てもらうと、思っても見ない傷が損害が見つかります。
この辺りが、加害者側の心象と相違が出るところです。
物損事故にしても、後に人身事故に変更可能
このブログを見てる方は、既に交通事故に遭ってる方だと思います。
万が一、物損事故にしても、1週間程度以内に警察に診断書を持って申請すれば、人身事故に変更可能です。
もらい事故の場合は、保険会社は示談交渉できない
自分に責任のない「もらい事故」では、保険会社は示談交渉ができません。この場合、保険会社が示談交渉をすると弁護士法(第72条 非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)に抵触するためです。
https://www.sonysonpo.co.jp/auto/coverages/acvr015.html
つまり、「もらい事故」の相手方との交渉は自分自身で行う必要がありますが、弁護士等に委任することもできます。その場合の費用負担に備えるのが弁護士特約です。
結局、自分で交渉しましたが、分からないことが多く、無料相談を駆使しました。
過失割合について 大手弁護士事務所に連絡した返信
本格的に争う場合の費用についてですが,弊所では訴訟をする場合には,着手金として40万円+税,民事調停等の裁判以外の紛争処理手続きを利用する場合には,20万円+税の費用が発生し,別途成功報酬として回収額の10%+20万円+税が発生することになります。
・・・年間数千円程度だったら弁護士特約は必須です。
交通事故の被害者が医療費請求で損しないために 過失割合や慰謝料で揉めたら、公共的な組織に無料相談
日弁連交通事故相談センター に
日弁連交通事故相談センターは、「弁護士」が「無料」で「公正・中立」の立場で相談をうける公益財団法人です。自動車による交通事故の民事上の法律問題に関して 1:電話相談2:面接相談3:示談あっ旋・審査 の各事業を行っています。
電話は無料。
弁護士相談は 無料 (30分x5回まで)
※全国各地に相談センターがあります
交通事故紛争処理センターに無料相談
治療期間が完了した後に使えます。
示談をめぐる紛争を解決するため、申立人と相手方との間に立って法律相談、和解あっ旋及び審査手続(以下「本手続」といいます。)を無料で行っています。
お申込みは、申立人本人(死亡事故の場合は法定相続人)が申立てることを前提にしています
※センター所在地は、全国各地11箇所。関東の場合は新宿にあります。
請求の流れ
次のサイトが分かりやすいです。 任意保険基準と弁護士基準の大まかな基準が記載されています。
交通事故の被害者向け 参考情報
弁護士Youtuberが、分かりやすく解説してくれてます!
ポジショントークではないので安心して見れます。
事故当日から交渉まで!慰謝料を上げる戦略を保険会社の元顧問弁護士が解説
1.事故当日の対応
SNS弁護士キタガワ【YouTuber・インフルエンサーの顧問弁護士】
2.事故後の対応
3.責任割合
4.物件損害
5.人身損害
6.示談交渉
交通事故手続きの被害者のための攻略法
交通事故の被害者のための事故直後から示談、裁判までの手続きを網羅的に全てお伝えしています。示談を有利に進めていけます。
【弁護士】佐藤大蔵チャンネル
交通事故にあった方の整形外科通院の注意点
弁護士】佐藤大蔵チャンネル
まとめ
もらい事故の場合は、保険会社が示談交渉できません。
結局、自分で交渉しましたが、分からないことが多く、無料相談を駆使しました。
年間数千円程度だったら弁護士特約は必須です。 今一度、契約内容を確認して弁護士特約はつけておきましょう。