投資は源泉徴収ありの特定口座です。会社員/公務員は、確定申告しなくていいよね。
配当所得があるなら、確定申告しないと損します。税率は一律 20.315%ではないです!
大抵の場合は徴収されすぎなので、申告すれば還付になります。
会社員や公務員は、基本的に会社が年末調整をとおして源泉徴収してくれるので、確定申告しなくてよいと思われがちです。
投資している場合、特定口座(源泉徴収あり)にすると、証券会社が源泉徴収してくれますが、税率は一律 20.315%で計算されて、ひかれます。
しかし、配当控除という制度があります。
20.315%だと大抵の人が、徴収されすぎです。
所得が900万円未満なら損します(所得ですよ!)
確定申告すると、差額分が還付されます!
たとえば、年収600万円程度なら、配当金の所得税は税率10%になります。
配当金の約1割が還付されるのです。
住民税は7.5%なので、正味17.5%。住民税は申告不要制度をつかうこともできます。
念のための注意点は、最後に紹介します。
確定申告って、難しくて 正解が、よく分からないですよね。
私の夫(公務員)が申告した流れを、画面キャプチャとともに紹介します。会社員でも同じ流れです。
あなたの参考になれば幸いです。
事前に用意するもの
給与所得の源泉徴収票 (会社/所属団体が発行)
特定口座年間取引報告書 (証券会社が発行)
扶養親族のマイナンバー
申告書の作成
国税庁のホームページにアクセスし、 確定申告書等作成コーナー を開きます。
申請書等を作成する
- 新規の方は、「作成開始」ボタン
- 前年度作成済、途中まで作成済の方は、「保存データを利用して作成」ボタン
税務署への提出方法を選ぶ
e-taxで提出か、印刷して提出か。
青色申告であれば、65万円の控除が使える「e-tax」を推奨します。
印刷した場合は、税務署の時間外収受箱を使うと、待ち時間なく提出できます。
確定申告は、税務署ポストに投函できる!待ち時間なしの「時間外収受箱」とは
作成する申告書等の選択
「所得税」を選びます
※申告書等の作成メニューは、初期状態では閉じられてます。令和元年分の作成の、右にある▲を選択して開きましょう。
所得種類の選択
配当所得や副業などの収入がある方は、
真ん中赤枠の「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」を選びます
ちなみに、給与年金以外に所得がなく、医療費、寄付金控除、住宅ローン控除だけなら、左を選びます。こちらの方が、操作がかんたんです。
生年月日を入力
生年月日を入力します。
給与所得を入力。源泉徴収票を転記 (総合課税所得)
給与所得をえらぶ
所得の種類:給与所得から、「入力する」ボタンを押します。
年末調整済みの源泉徴収票をえらぶ
年末調整済みの源泉徴収票、「入力する」ボタンを押す
源泉徴収票を転記する
- 支払金額
- 源泉徴収税額
- 控除対象配偶者の有無
- 控除対象扶養親族の数の有無
- 16歳未満扶養親族の数の有無
- 社会保険料等の金額
- 生命保険料、地震保険料などの各種金額
- 住宅借入金等特別控除の額の記載
- 本人が障害者、⑱寡婦・寡夫、⑲勤労学生かの有無
- 支払者
ここで入力漏れがあると、還付でなく「納付」になってしまいます。
・各種控除を「あり」に変えましょう
・二段で表記されている部分は両方書きましょう
源泉徴収の転記完了
金額に相違ないか確認しましょう。あとから訂正もできます。
配偶者の情報を入力
扶養親族の情報を入力(節税ポイント!)
扶養親族を入力します。
ちなみに、扶養親族を増やすことは、かんたんかつ節税効果が大きいので、税務経験者なら大いに活用してます
給与所得の入力完了
あとから訂正もできます。
総合課税の所得:配当所得 ※節税ポイント!
つづいて、配当所得の入力です。配当所得は総合課税か、分離課税を選べます。
次の方は、「総合課税」を選びましょう。大体の方が、この層だと思われます。
損失があった方は、損益通算を検討しましょう。
特定口座年間取引報告書の内容を入力します。
これは、証券会社から郵送されます。郵送設定してない方は、データ形式でダウンロードできる場合があります。
配当所得の結果が確認できます。
分離課税の所得:株式等の譲渡所得等(読みとばしOK)
源泉徴収ありなら読み飛ばしてOKです。大半のかたは、 特定口座(源泉徴収あり)を選んでいるでしょう。
年間取引報告書の情報を入力します。
各種控除の入力(医療費控除、寄付控除など)
各種控除を入力します。
※うちは、夫(公務員)の方が所得が大きいため、扶養控除や医療費控除などは夫側で申請しています。
還付金額の確認
配当金の所得税は、 20.315%の税率で取られますが、確定申告により差額分が還付になり得ます。うちは、所得税が10%になったので、配当金合計額の1割が還付になりました!
最後に、還付の入金口座を登録して、扶養親族のマイナンバーを入れて終了です。
確定申告 まとめ
配当所得がある会社員/公務員の申告の流れを、うちの事例でざっと紹介しました。
配当金の還付は、盲点です!
損しないように、申告して還付をもらいましょう!
住民税の申告、申告不要制度は、次のサイトに詳しくかかれてますので参考にしてください。